徒然、草ァ

限界薬学生物語

0005 懺悔の味

暑いのが苦手なもので、はやく残暑が過ぎないかなと過ごしていたら先週から急に冷え込み一気に冬の訪れを感じる。冬が大好きな自分としては喜ばしい限りだが、秋らしい穏やかな日を今年はあまり楽しめず、少し寂しい気もする。

 

さて、そんなありきたりな書き出しは置いておき、僕は懺悔していることがある。

今月から満を辞して学士編入の予備校に入塾したのだが、気がつけばもう10月も残すところ1週間。カフェのドリンクもハロウィンのものになり、なんならクリスマスシーズンへ向けた準備が始まってしまっている。

 

が、予備校の授業を一コマも受講していない。

一体どうしてこんなことになっているのか…多分自分が一番不思議に感じている。

むしろ僕の遍歴を知る友人などは「でしょうね」というところだろう。

 

言い訳させて欲しい。

往復4時間の研究生活とバイトにのまれ、慣れない新生活に揉まれていたら気がついたら2ヶ月経っていたのだ。割と夜型の人間だったはずの僕が最近頻繁に寝落ちてしまう。時間も足りないし、限られた時間をフルに活用するための体力さえも足りていないというのが現状だ。

 

10月を振り返ると学業面では

・watsonの抄読会の終了

 毎週土曜日が潰れされていた勉強会が無事終了。テストは散々だったがなんとか基礎研究の現場で現在用いられてる手法をひと通り学習できたと思う。案外内容が編入試験にもつながったりしそうではあるので悪くなかったと思う。

TOEIC初受験

 TOEICを初めて受けた。結果は975点。よりによってreading分野での15点の失点。明らかに複数問間違えているので非常に悔しい。次回こそ満点を固く誓って再度申しこんだ。満点以外は0点と同じ。

pythonを学習し始めた

 かねてより勉強した勉強したいと思っていたプログラミング。pythonかRかで最後まで言語を迷っていたが、ついにpythonの学習を始めた。コロナの関係で大学の図書館から数ヶ月本を借りっぱなしができるので、4冊参考書を借りてきて、大学のpythonの講義と並行してこなしている。幸い研究に役立てるという名目で研究室でも堂々と勉強できるので暇な時は基本この勉強をしている。

 

大きなところだとざっとこんなところだろうか。予備校や、研究テーマ周りの論文掘りなど11月はさらに時間の使い方に気を配りたいところである。

 

研究にとにかく時間と気力を際限なく吸い取られた2ヶ月だったが、やればやるほど、自分の感触的にも周りの評価的にもやっぱり研究が向いているのかなという手応えは感じる。しかしながらそれと同時に、自分のやりたかった研究はこれじゃないのかなという感覚も段々芽生えてきた。基礎研究でマウスや培養細胞とばかり睨み合っているが、もっと臨床寄りの研究、ヒトでの高次脳機能を研究したかったことに気づいてきた。

 

なんとか少しずつ新しい環境での新しい生活に慣れてきたので、11月はもう少し誇れる振り返りができると信じたい。いや、とにかくストイックにやることをやるしかない。

 

自分を戒めるべく、好きな言葉を引用して締めるとする。

 

懺悔は一種ののろけなり。
快楽を二重にするものなり。
懺悔あり、ゆえにあらたむる
ものなし。懺悔の味は人生の
味なり。